発酵式CO2システム起動

水草を植えてちょっと落ち着いてきたようなので、
本水槽で使用している発酵式のCO2システムを30cmキューブにも
導入することにしました。


アクアリウムをやっていない人も多数お越しのようなので、ちょっと説明など。
水槽内の水草はアクセントや、水浄化、はたまたメインになったりする重要なものです。
水草”といえども、普通の草とかわらず、光合成をします。
水中の二酸化炭素をとりこみ、水中に酸素を吐き出します。
この酸素を魚が使って、二酸化炭素を吐き出します。
一見バランスが取れているようにみえますが、魚が吐き出す二酸化炭素は、
実はたかが知れています。
水草をしっかり育てたい場合、強制的に水中に二酸化炭素を溶かすことによって、
水草の発育を促す方法が取られるわけです。


その方法なのですが、正統な方法としては、添加用の装置と二酸化炭素の入った
ボンベを購入して、泡を発生させ水中に溶かします。
ですが、これ、結構初期投資がかかります。
かなりピンキリの世界なのですが、最低装備で1万〜1万5千。
贅沢装備だと2万なんて軽くこえます。
さらに便利機械の類をいれると一体いくらになるかわかりません。


そこで比較的お手軽に二酸化炭素の添加をしてみたい!
という方法として知られているのが「発酵式CO2」なのです。


機会があれば細かいレシピを載せますが、特濃の砂糖ゼリーをペットボトルに作り、
そこにドライイーストと水を入れます。
そうすると、イースト菌が発酵を開始して二酸化炭素を発生させます。
これを、水槽に送り込むわけです。


ボンベと違い、高圧ではないので、レギュレーターや耐圧チューブも必要なし。
CO2ストーン(1200円程度)とエアチューブ(200円前後)、
逆流防止弁(500円前後)さえあれば、機材は終了です。
ランニングコスト(材料費)は水槽2つ分で月300円ぐらい。
大きなボンベの安さにはかなわないですが、そこそこかと思います。


欠点としては、
砂糖ゼリーを作るのが意外とめんどくさい事。
   大体2週間〜3週間に一回ぐらい作ります。
細かい調節が一切できないこと。
   すべてはイースト菌まかせです。


初期投資があれば、中ボンベとかでやれればランニングコストも手間も
省けますけどね。
まあ、熱帯魚の世界は上を見ると青天井なんで、
こういう部分で節約したりしています。